夜間学級Q&A

夜間(やかん)学級(がっきゅう)について質問(しつもん)コーナー

①どんなことを勉強(べんきょう)しているのですか?

教科(きょうか)は昼(ひる)の中学校(ちゅうがっこう)とおなじように国語(こくご)・数学(すうがく)・理科(りか)・社会(しゃかい)・英語(えいご)・音楽(おんがく)・美術(びじゅつ)・保健体育(ほけんたいいく)・家庭(かてい)があります。高校(こうこう)をめざす生徒(せいと)は受験勉強(じゅけんべんきょう)もがんばります。また、夜間学級(やかんがっきゅう)は日本語学校(にほんごがっこう)ではありませんが、「あいうえお」の発音(はつおん)からはじめる人(ひと)もいます。

②一番最初(いちばんさいしょ)に習(なら)うのはなんですか?

はじめて鉛筆(えんぴつ)を持(も)つ人(ひと)は鉛筆(えんぴつ)の持(も)ち方(かた)から。学校(がっこう)を途中(とちゅう)でやめた人(ひと)はその学年(がくねん)をめやすに習(なら)いはじめます。

③夜間(やかん)の学校(がっこう)は楽(たの)しいですか?

北(きた)は高石市(たかいしし)から、南(みなみ)は岬町(みさきちょう)までの人(ひと)がみんななかよくたのしい学校生活(がっこうせいかつ)をおくっています。行事(ぎょうじ)の料理集会(りょうりしゅうかい)ではそれぞれの国(くに)の家庭料理(かていりょうり)などをみんなにふるまいます。

④どんなふうに教(おし)えるのですか?

プリント(ぷりんと)は拡大(かくだい)コピー(こぴー)を使(つか)って見(み)やすくして教(おし)えています。また、日常生活(にちじょうせいかつ)で困(こま)っていることを学習内容(がくしゅうないよう)に多(おお)くとり入(い)れています。

⑤学校(がっこう)だから、運動会(うんどうかい)などの行事(ぎょうじ) はあるのですか?

夜間学級(やかんがっきゅう)は正式(せいしき)な義務教育(ぎむきょういく)を行(おこな)う学校(がっこう)です。したがって、昼(ひる)の中学校(ちゅうがっこう)とおなじように運動会(うんどうかい)や修学旅行(しゅうがくりょこう)などの行事(ぎょうじ)があります。

⑥年(とし)をとっても勉強(べんきょう)できますか?

できます。夜間学級(やかんがっきゅう)では、10代(だい)から80代(だい)の人(ひと)が勉強(べんきょう)しています。若(わか)い頃(ころ)のように、すぐには頭(あたま)に入(はい)らないけれど、こつこつと積(つ)み上(あ)げれば力(ちから)がつきます。

⑦夜間(やかん)学級(がっきゅう)を卒業(そつぎょう)して、高校(こうこう)へ行(い)けますか?

行(い)けます。定時制高校(ていじせいこうこう)へ進学(しんがく)する生徒(せいと)もいます。さらに、高校(こうこう)から大学(だいがく)へ進学(しんがく)した人(ひと)もいます。

⑧費用(ひよう)はいくらぐらいかかりますか?

公立(こうりつ)の中学校(ちゅうがっこう)なので、授業料(じゅぎょうりょう)はいりません。学校(がっこう)までの交通費(こうつうひ)やノート(のーと)鉛筆(えんぴつ)などの文房具代(ぶんぼうぐだい)、校外学習(こうがいがくしゅう)での諸費用(しょひよう)などが必要(ひつよう)です。収入(しゅうにゅう)に応(おう)じて経済的(けいざいてき)な援助(えんじょ)を受(う)けられる制度(せいど)もあります。